こんなことが!?ケーススタディー

1国際大会でドリンクを勧められ……ドーピング検査でまさかの陽性反応が!

ある国際大会でのこと。競技を控えてウォーミングアップしていると、仲間のアスリートが親しげに近付いてきました。「これを飲めば良い成績がでるよ」。怪しいと思いましたが、「みんな飲んでいる」という言葉についついひかれて、そのドリンクを飲んでみると……。競技後のドーピング検査で、まさかの陽性。そんなトラブルに巻き込まれたら、選手生命が絶たれてしまうことになってしまいます。

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トップアスリートとして、自分の体に入れるものに対して責任を持ちましょう

2周りの期待に応えて結果を出したい
そんな気持ちが思わぬ落とし穴に……

いつもサポートしてくれている家族や周囲のスタッフ、応援してくれているファンたち。期待に応えたいけど、どうしても成績が上がらない……。「みんなの笑顔を見るためなら」と、プレッシャーに負けてついつい禁止物質が含まれた薬に手を出し、アスリート人生が台無しに。正々堂々と戦っているあなただからこそ、たくさんの人が応援してくれていたことを忘れないでください!

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ルールを破ってまで勝ち取った結果に喜ぶ人は誰もいません

3大会前に風邪を引いたら?
薬を飲むなら専門家に相談しよう

大会の前に風邪を引いてしまい、ドラッグストアに行って薬を購入。何とか症状は治まったけど、その中に禁止物質が入っていて……。自覚を持たずうっかりと禁止物質を摂取してしまった場合でも、アンチ・ドーピング規則違反になることをお忘れなく。花粉症の薬や塗り薬、貼り薬、目薬にも禁止物質が含まれている可能性があるので注意が必要です。薬を購入する前に、最新のアンチ・ドーピングに関する専門の知識を持ったスポーツファーマシスト(薬剤師)に相談してください。

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ドラッグストア等で薬を購入したり、病院にかかり治療を受ける時などは、自分がドーピング検査の対象になる可能性があるアスリートであることを伝えよう

4サプリメントや漢方薬なら安全?
実は禁止物質が含まれているケースも

インターネットを見ていたら、「サプリメントは安全」と書いてあったため、ネット通販で購入。しかし、ちょっと待ってください!実はサプリメントの中にも、禁止物質が入っている場合があります。また、漢方薬にも注意が必要で、主成分に禁止物質が含まれていなかったとしても、すべての含有物質が明記されているわけではないため、禁止物質がまったく含まれていないと言い切ることができません。安易な摂取は避けましょう。

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サプリメントや漢方薬だからと言って安全だとは限りません

5RTPAなのに居場所情報の提出をど忘れ・・・!
「謝れば許される」では済まされない?

トップアスリートの証明でもある検査対象者登録リスト(RTP)に登録されると、居場所情報を提出することが義務となる。とても名誉なことで、トップのアスリートとしての責任だとはわかっているけど、ついついトレーニングに集中しすぎて更新を忘れてしまって……。「謝れば許される」と思ったら大間違い・・・!12ヶ月間に合計3回の居場所情報関連義務違反があった場合、アンチ・ドーピング規則違反となり、1~2年間の資格停止となる可能性があります。

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居場所情報提出の義務もトップアスリートだからこその責任。自覚を持ってルールを守りましょう