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違反が決定するまで

ドーピング検査により違反が疑われる場合や、アスリートのA検体から違反が疑われる分析結果が出た場合、アスリートとその競技団体に対して、アンチ・ドーピング機関から書面で通知が送られ、日本国内では、原則、「暫定的な資格停止」が課されます(競技大会等への参加は禁止)。
その後、アスリート自身に「B検体」の分析を要求したり、独立した規律パネルの聴聞会で意見陳述をする機会が与えられます。

検査で違反が疑われる場合

JADAが検査管轄機関としてドーピング検査が実施された場合の流れ

検査で違反が疑われる場合の説明イラスト

違反確定プロセスにおける、アスリートの権利

B検体の分析に対する権利

  • アスリートには、ドーピング検査で採取した自身の[B検体]の分析を要求する権利があります
  • アスリートには、アスリート自身及び/または代理人が、[B検体]の分析に立ち会う権利があります
  • アスリートには、分析機関の検体分析結果に関する書類の写しを求める権利があります

アスリートが[B検体]の分析を放棄した場合であっても、結果管理機関が分析を要請することが可能です。
➡[B検体]が[A検体]の分析結果と同じで、陽性であった場合、アスリートの弁明、関係者らの意見を聞くための「聴聞会」が開かれます。

公正・公平で運営上独立性を有する規律パネルによる、公正な聴聞会に参加する権利

アスリートが違反を疑われたとき、公正・公平な聴聞会で主張・説明する権利があります。
公正・公平で運営上独立性を有する規律パネルによる聴聞会では、アスリートが弁明のための情報・書類を提出し、自身が違反を疑われている内容に対し弁明・主張することができ、疑われている内容について説明を聞くことができます。
アスリートは、規律パネルの決定を制裁の理由と共に、書類で受け取る権利があります。

詳細は聴聞会への参加を参照してください。

不服申立をする権利

聴聞会を経て、規律パネルの決定とその説明や理由に納得がいかない場合は、不服申立をする権利があります。

詳細は不服申立を参照してください。

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