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TUEプライバシー通知

個人情報の種類

  • 申請者または申請者の医師によりTUE申請書式上で提供される情報(申請者の氏名、生年月日、連絡先、競技及び種目、当該申請に関係する診断、薬剤、及び治療を含む)
  • 申請者または申請者の医師により提供される、補足的な医学的情報及び記録
  • ADO(WADAを含む)並びにこれらのTUE委員会及び他のTUE専門家による、申請者のTUE申請に関する評価及び決定。これには、申請者と申請者の医師、関係するADOまたはサポートスタッフとの当該申請に関する連絡内容を含む。

目的及び使用

申請者の個人情報は、「治療使用特例に関する国際基準」に従い、申請者のTUE申請の本案を処理し、評価するために使用される。場合によっては、世界アンチ・ドーピング規程(CODE)、国際基準、及び当該申請者の検査権限を有するADOのアンチ・ドーピング規則に従い、以下を含む他の目的のために使用されることがある。

  • 申請者の検体またはアスリート・バイオロジカル・パスポートに基づく違反が疑われる報告または非定型報告の場合における結果管理
  • 稀な事例として、アンチ・ドーピング規則違反(ADRV)が疑われる状況の中で行われるドーピング調査、または関連する手続き

受領者の種類

医学的または健康上の情報及び記録を含む申請者の個人情報は次の受領者と共有される場合がある。

  • 申請者のTUEの付与、拒絶または承認の決定に責任を有するADO、及び当該ADOから委託された第三者(該当する場合)。申請者のTUE申請の認容または却下の決定は、当該申請者の検査権限及び/または結果管理権限を有するADOにも入手可能である。
  • WADA認定スタッフ
  • 関係するADO及びWADAのTUE委員会(TUEC)のメンバー
  • 必要な場合、他の独立した医学、科学または法律の専門家

ここで留意すべきは、TUE情報の機微性により、限られた数のADO及びWADAスタッフのみが申請者の申請書類へのアクセスを得るという点である。ADO(WADAを含む)は、プライバシー及び個人情報の保護に関する国際基準(ISPPPI)に従い、申請者の個人情報を取り扱わなければならない。申請者は、当該申請者の個人情報の処理に関する詳細について、自己がTUE申請書類を提出するADOと協議することもできる。

申請者の個人情報は、当該申請者の申請書類を受領するADOによりADAMSにもアップロードされる。これにより、上述した目的のために必要な場合に、他のADOやWADAが当該情報にアクセスすることができる。 ADAMSはカナダに所在し、WADAによって運営・管理されている。ADAMSに関する詳細、及びWADAによる申請者の個人情報の処理方法については、ADAMSプライバシーポリシーを参照のこと。

公正かつ合法的な情報処理

申請者が「競技者による宣誓書」に署名する際、当該申請者は、本TUEプライバシー通知を読み、理解していることを確認する。適切であり、かつ、適用法により許容される場合、ADO及び上記の他の関係者は、その署名が本通知に記載される個人情報の処理に対する申請者の明確な同意を示すものであるとみなすこともできる。或いは、ADO及びそれらの他の関係者は、アンチ・ドーピングによりもたらされる重要な公益、申請者に課せられる契約上の義務を遂行する必要性、法的義務または義務的な法的手続きの遵守を確保する必要性、またはADO及びそれらの他の関係者の活動に伴う正当な利益を達成する必要性など、本通知に記載する目的で申請者の個人情報を処理するために、法的に認められている他の根拠に依拠することができる。

アスリートの権利

申請者は、自身の個人情報の写し及び特定の状況における個人情報の訂正、遮断または削除の権利等、ISPPPIに定める個人情報に関する権利を有する。また申請者は、自国のデータプライバシー規制当局に対して苦情を申し立てる権利等、適用法に基づく追加的権利を有することがある。

申請者の個人情報の処理が当該申請者の同意に基づく場合、当該申請者は、「競技者による宣誓書」に記載される、医師による医学的情報の開示の承諾等、その同意をいつでも撤回することができる。同意を撤回するためには、申請者は自己のADO及び自己の医師に自己の決定を通知しなければならない。申請者が同意を撤回しまたは本通知に記載する個人情報の処理に異議を唱える場合、ADOはCODE及び国際基準に従い適切に評価を行うことができなくなるため、申請者のTUEは拒絶否される可能性が高い。

申請者の個人情報の処理への異議の申し出や同意の撤回(該当する場合)にもかかわらず、CODE及び国際基準に従い義務を遂行するために、ADOは申請者の個人情報の処理を継続することが必要となる場合も稀にある。こうした事例には、アンチ・ドーピング規則違反に関連したドーピング調査または手続きとともに、申請者、WADA及び/またはADOが関係する法的請求の立証、行使、または当該請求に対する防御のための処理が含まれる。

情報保護措置

補足的な医学的情報及び記録を含むTUE申請書類に含まれる全ての情報並びにTUEの要請の評価に関する他のいかなる情報も、厳格な医療上の機密保持の原則に従い取り扱われなければならない。TUE委員会のメンバーである医師及び助言を求められる他の専門家は機密保持契約の対象とならなければならない。

ISPPPIに基づき、ADOスタッフも機密保持契約に署名しなければならず、申請者の個人情報を保護するためにADOは厳格なプライバシー及びセキュリティ措置を講じなければならない。TUE情報の機微性に鑑み、 ISPPPI は ADOが当該情報に対してより高いセキュリティ水準を適用することを求めている。ADAMSのセキュリティに関する情報は、ADAMSのプライバシー及びセキュリティに関するFAQのADAMSに保管される個人情報はどのように保護されているのか?に提示する回答を参照のこと。

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