【学ぼうシリーズ】クリーンスポーツ行動・習慣化:サポートスタッフの役割・責務:解説
正解は2「検査に協力する」です。
解説
「サポートスタッフのみの役割・責務ではなく、アスリートにも該当します。 スポーツに参加する上でアスリートがルールを理解し、守ることは、アスリートにとっての重要な役割・責務です。それと同時に、サポートスタッフ自身またはサポートするアスリートに適用されるアンチ・ドーピングのルールについて、サポートスタッフが理解し、遵守することは、サポートスタッフの重要な役割・責務です。
アスリートには「いつでも、どこでも検査に応じること」という役割・責務があります。アスリートがこの役割・責務を果たすために、サポートスタッフにはアスリートをサポートすることが求められます。アスリートの検査プログラムに協力することは、サポートスタッフの重要な役割・責務の1つです。
サポートスタッフのみの役割・責務ではなく、アスリートにも該当します。 過去10年間で、国内アンチ・ドーピング機関(NADO)や国際競技連盟(IF) 以外によって認定されたドーピング違反があった場合は、NADOと自身の競技のIFに伝えることは、アスリート及びサポートスタッフの役割と責務です。
サポートスタッフのみの役割・責務ではなく、アスリートにも該当します。 自身が関わった違反、もしくは関わっていない違反であっても、知り得た情報を提供する等、違反の調査に協力することでクリーンスポーツを守ることは、アスリート、そしてサポートスタッフの役割と責務です。
この他に「禁止物質・方法を使用・保有しない」「影響力を発揮する」というサポートスタッフの役割・責務もあります。
アスリートが、クリーンであり続けるための行動を実践していく過程で、サポートスタッフの役割は必要不可欠です。サポートスタッフの助言やサポートがクリーンスポーツを守り、アスリートを守る力になります。アスリートが自分自身の権利や役割、責務を理解し、クリーンであり続けることに誇りをもつことができるよう、サポートスタッフとしての良い影響力を発揮いただければと思います。
アクション!
アスリートは、自身の可能性を追求し、パフォーマンスを最大限に発揮できるスポーツ環境で競い合う権利があります。
サポートスタッフには、自身がサポートするアスリート、またその他の全てのアスリートの権利を守ると共に、スポーツのインテグリティを守り、育む責務があります。
サポートスタッフとして、アンチ・ドーピングに関するルール、その背景、アスリート自身が持つアンチ・ドーピングにおける権利を理解しましょう。そして、アスリートにとっての良きロールモデルとして日常から働きかけましょう。
※11トピックスについては、11トピックスウェビナーで詳しく解説しています