【学ぼうシリーズ】ルールに違反したら:ドーピングの結果:解説
正解は 3「規律パネルの決定に納得できない場合、アスリートは不服申立をすることができる」です。
解説


規律パネルは違反の有無と、アスリートに課される資格停止期間を決定します。資格停止期間は、違反の種類、禁止物質がどのように体内に入ったか、「意図的」でなかったかをアスリートが証明できたか等で変わります。
よって、アスリートは聴聞会では自身がどれだけアンチ・ドーピングに注意を払っていたかを証明する必要があります。

アスリートの権利を守るために、聴聞会や規律パネルの存在はとても重要です。その一方で、アンチ・ドーピング機関から資格停止期間が4年以上であると通知された場合に限り、聴聞会を開催しないことを選択できる権利もあります。アスリートが聴聞会を実施せず、ルールに沿った資格停止期間を受け入れる場合は、日本アンチ・ドーピング機構が「同意に基づく決定」を行います(この場合、資格停止期間は1年間短縮されます)。アスリートが早期決着を望む場合、この権利を行使することができます。

規律パネルが決定した、違反の有無や、資格停止期間に納得ができない場合、不服申立をする権利がアスリートにはあります。これは公平な手続きを保障する重要な権利です。
日本では、日本スポーツ仲裁機構が申立先です。規律パネルの決定から21日以内に申立をしなければ権利を行使することができなくなってしまいます。
アクション!
その他の「違反に対して公平な判断を受ける権利」
今回のクイズで確認した権利以外にも、アスリートには大切な権利があります。例えば、検体を採取した時に分けて保管される「B検体の分析を求める権利」や、「違反が疑われた理由を書面で受け取る権利」などです。これらの権利は、違反が疑われた後も、アスリートが納得しながら手続きを進めるためのものです。自分を守り、クリーンアスリートとして誠実に対応するためにも、ぜひ確認してみましょう。

聴聞会で自身のクリーンスポーツ行動を証明するために
クイズの解説でも触れたように、聴聞会では「どれだけアンチ・ドーピングに注意していたか」を示す必要があります。アンチ・ドーピング規則でいう「意図的」とは、単に「わざとやった」だけではありません。重大なリスクを知りながら無視することも含まれます。だからこそ、リスクを減らす行動を取っていたかどうかが重要です。そして、その行動を証明するには客観的な証拠が必要です。例えば、薬やサプリメントについて専門家に相談した記録、それらを使用した日や量の記録など、こうした習慣が、あなたを守る力になります。
クリーンスポーツ行動について学べるおススメコンテンツ
- アンチ・ドーピング規則違反の際の制裁について確認
- ウェビナー「もしも、アンチ・ドーピング規則違反の疑いの通知を受け取ったら...?!」
- リーフレット「クリーンスポーツに参加するみんなの権利」
- リーフレット「スタートアップガイド」
※11トピックスについては、11トピックスウェビナーで詳しく解説しています
