【学ぼうシリーズ】自身がクリーンであることを証明:尿、血液、アスリート・バイオロジカル・パスポートの検査手続き:解説
解説

正解は、「すべて」です。
ドーピング検査での「アスリートの権利(できること)」として、DCOまたはシャペロンからドーピング検査の通告を受けた後であっても、正当な理由がある場合は、ドーピング検査室への到着を遅らせることが認められています。
ただし、ここで気を付けなければならない点は、ドーピング検査の対象に選ばれ通告を受けてからドーピング検査が終了するまでは、常にDCOまたはシャペロンから見える場所にいなければならないということです。たとえ正当な理由があってドーピング検査室に遅れて到着する場合や一時的にその場を離れる場合でも、DCOまたはシャペロンの観察の下で行動する必要があります。これは、検査を円滑かつ公平に実施するために定められている「アスリートの責務(しなければならないこと)」のひとつです。
同様に「アスリートの責務(しなければならないこと)」として、検査中はDCOまたはシャペロンの指示に従うことが求められます。到着の遅延を希望する場合も、自己判断で行動するのではなく、必ず事前にDCOまたはシャペロンに相談し、許可を得てから行動するようにしましょう。
また、「アスリートの権利(できること)」として、以下も合わせて確認しておきましょう。
- コーチなど成人1名、及び(または)通訳者を検査室へ同伴すること
- 検査手順などの疑問点をDCOに質問すること
- 障がいやケガで検査への対応が一人では難しい場合に、DCOの許可を得て、同伴者などに補助してもらうこと
あわせて確認しよう!:
★「18歳未満競技者親権者 同意書」ってなに?
18歳未満のアスリートは、アスリート本人とアスリート自身の親権者が署名をしたドーピング検査についての「同意書」を、国内のアンチ・ドーピング機関(日本の場合は、JADA)に提出する必要があります。
参加する競技大会の情報(大会要項、エントリーシート等、大会主催者からの情報)を必ず事前に確認し、アスリートと親権者が『18歳未満競技者親権者 同意書』に署名をします。検査の対象に選ばれた際には、署名をした『同意書』をDCOへ提出しましょう。
※同意書の提出は18歳未満時に1回のみとなりますので、同意書の提出後、再びドーピング検査の対象となった場合は、DCOに既に同意書を提出済みであることをドーピング検査時に伝えましょう。
参考:18歳未満の競技者への検査について|日本アンチ・ドーピング機構 | Japan Anti-Doping Agency (JADA)
ネクストアクション
ドーピング検査の対象に選ばれたときに、安心してスムーズに検査を受けられるよう、以下の行動を事前に行っておきましょう。
- 写真付き身分証の準備
検査では、DCOに写真付き身分証の提示を求められます。
競技会アクレディテーションカードやパスポート、学生証、運転免許証、マイナンバーカードなど、いつでも提示できるよう常に携帯しておきましょう。 - 権利・責務を再確認する
本記事でお伝えした、ドーピング検査における「アスリートの権利(できること)」「アスリートの責務(しなければならないこと)」を改めて確認し、行動できるようにしましょう。 - 検査手順を事前に確認する
検査対象に選ばれた際に、不安にならないよう、ドーピング検査の手順を事前に確認しておきましょう。
ドーピング検査はあなたがフェアなアスリートであることを証明する大切なプロセスです。検査で迷わないよう、事前にできる準備は必ずしておきましょう。
※11トピックスについては、11トピックスウェビナーで詳しく解説しています
